デザインの追求だけはだめ!長く使うためのデザイン住宅の設計視点

デザインの追求だけはだめ!長く使うためのデザイン住宅の設計視点

デザイン住宅を建てることを考えた時、どのように決めていくでしょうか。
流行の住宅を参考にしながら、お洒落な外観の家を想像し、考えていく方法もあります。
しかしながら、私たちは家に生活しながら、徐々に変化をしていきます。
例えば、家族が二人だったのに子供が産まれるということもありますね。
さらに、年齢を重ねてこれまでのように簡単に階段を上がれないというときもあるのです。
このように生活や年齢の変化を考えた時には、家も変化していくことを考えなくてはいけません。
そうでなくては家を長く使うことが出来ないのです。
デザイン住宅を建てる時には、将来的に長い視野で検討していきましょう。
バリアフリーはもちろん、リフォームをしやすい形を追求することがおすすめです。
そうすることにより、自分たちの生活が変化しても、年齢を重ねてもずっと住みやすいデザイン住宅を作ることが出来ます。
デザイン住宅は決して安くありません。
長く使うことが出来る家を目指しましょう。

デザイン住宅には最新技術を取り込んでいる住宅も多い

最新技術を取り入れたデザイン住宅も増えていて、外観・インテリア・空間構成など住まい全体を一つのデザインのコンセプトで設計された家で、建築家の個性や作風を打ち出した住宅も見られます。
他だとないオリジナル感が溢れる家になるので、自分の好みで間取り・素材・仕上げ・設備なども拘れます。
近年は暮らしやすさ・心地良さなど、住空間全て相貌的にデザインするといった家も多いです。
主にシンプルモダン・現代和風・和洋折衷・南欧スタイル・北米スタイルに分かれていて、シンプルモダンだと全体の形がシンプルで、色は白・グレーなどで打ちっぱなしコンクリートの素材感を外壁にしたデザイン住宅もあります。
現代和風は伝統的な和のスタイルへ現代的な趣を合わせたもので、軒・屋根のラインが描く直線・格子などが特徴、和洋折衷はどちらもバランスよく融合させて、落ち着きがあって周囲の街並みと調査しやすいです。
南欧は明るくて開放的な感じで、北欧は煉瓦タイル貼りで重厚感あるものなどが見られます。

著者:花田重徳

筆者プロフィール

青森県青森市生まれ。
施工会社に勤めています。
魅力的なデザイン住宅を建てるポイントについて発信しています。